SDGs達成に向けての取組み

Meki KitchenはSDGsの目標達成と持続可能な社会の実現に向け、

地域社会の課題解決に取り組みます。

■食品ロスについて考える

消費者庁の推計では2020年度の食品ロス量は2000年度の980万トンから約47%削減され522万トンとなっています。2030年度までの50%削減目標に向けて政府、事業者、各家庭において着実に施策が進められていると感じます。

現在、政府が進める各家庭での食品ロスの対策としては広報・啓発活動が中心となっていると思いますが、持続性のある具体的な施策として「買いすぎ防止」「最適な保存方法」等、分かりやすい仕組みづくりと使いやすいツールの開発に貢献していきます。

また、予期せぬ豊作による「産地廃棄」や小売店での「過剰売れ残り」防止については地域・ケースに応じて柔軟に機能するサプライチェーンマネジメントが重要と考えます。

■在来種の保存

その地域固有の在来農産物を守るためには、交雑の防止、獣害対策、販路開拓など多大なコストと人の力が必要です。全国の秀逸な産品の対策の情報収集を進めます。

在来種・固定種(伝統野菜・地域野菜)は元々は他の国から入ってきた野菜がその土地に根付き、その地域特有の種として継承されてきたものです。大量消費により自家採種からF1種を購入しての生産が主流となってきましたが、近年、地域おこしも相まって細々と自家採種によって繋がれてきた地域産物が見直されています。ただし、F1種に比べ形質が不揃いで気候の変動も受けやすい・維持するためにコストがかかるなどのデメリットがあり多くの在来種・固定種がなくなっていきました。

赤かぶ・丹波黒・野沢菜・守口大根・曙大豆など代表的な在来種・固定種を守ってきたプロセスを学び、種を保存していくためのその地域にあった方策を考えていきます。

 

■放置竹林の再生

日本各地の竹林は「筍として食用」「竹籠等の生活用品」「柵等の造園建築資材」として使用するために管理されてきました。その後、昭和40年代のマダケの一斉開花による枯死をきっかけとして竹材が輸入されるようになり、生活用品や建築資材もプラスチック・金属製品に置き換わっていきました。また、近年ではタケノコにおいても約90%が輸入されている状況です。

竹製品の国内収穫・生産が減少する中、全国の竹林は拡大傾向にあります。もともとは生活に必要だった竹林がすっかり地域のやっかい者となってしまいました。拡大した竹林は森林を侵食し、丈の低い樹木が育ちにくい環境を作ります。竹林は拡大だけではなく荒廃していきます。獣や害虫の隠れ家ともなり近隣の畑に被害をもたらしトラブルの原因となっています。また、斜面・河川沿いで荒廃した竹林は崩壊の危険、水害の一因となる可能性もあります。やっかいなのは竹林はいったん間伐しても放置すればまた拡大していくスピードが速いことです。荒廃・拡大防止対策としてはまず、完全に伐採するか利用・管理するかの2択です。いずれもコストと人手が必要となりますが、再生するために収益化できる利用方法について各地で模索が続けられています。

放置竹林対策として日本各地で推進されている施策として

  • 幼竹(若竹)を切り出してのメンマ作り・販売
  • 粉末化・発酵→飼料・肥料化(竹サイレージ)
  • 竹炭・竹酢液製造
  • 洗剤等への応用
  • 生ゴミ処理剤としての利用
  • キノコの菌床

など、様々な取り組みが動き出しています。

私たちは地域のボランティア団体・NPOと連携して地域にあった竹林荒廃防止対策を考え実行していきます。

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